第十二回東方SSこんぺ(嘘)

hers heart.

2013/10/27 23:21:05
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―― この泥棒

「泥棒じゃないぜ」

―― 泥棒でしょ

「死ぬまで借りるだけだぜ」

―― 嘘つき

「嘘じゃないって」

―― 死んでからどうやって返すのよ

「死んでから考えるぜ」
























 魔法の森の西はずれ。
 鬱蒼とした木々の中にぽっかりあいた空間。
 風見鶏が括りつけられた林檎の木を目印に着地する。
 
 そこから家の扉まで彼女の歩幅で十四歩。私だと十五歩。
 眼をつむっても辿りつける。
 
 一、二、三、四、……十三、十四、十五歩。
 眼をひらく。
 
 焼け跡には何も残っていなかった。
 
 足元には石碑。
 小さなお墓。
 急ごしらえのお墓。
 でも沢山の綺麗な花に埋もれていた。
 
 ああ、本当に何もかもなくなってしまったんだ。
 そう思ったら涙が出た。


―― 嘘つき
―― 死んだら返すって言ったのに
―― 嘘つき
―― 嘘つきは泥棒の始まりなのよ
―― だからやっぱりあなたは泥棒なの

泥棒じゃないぜ

―― 嘘つき泥棒

死ぬまで借りるだけだぜ

―― 死んでから返せるわけないじゃない

嘘じゃないって

―― だったら返してよ
―― 返しに……来なさいよ
―― わたしの……
―― 私の 大切な モノ を 返してよ
―― 私の 大切な こころ を




「返して、よ……」




 風の中で花弁が散って。
 彼女は両手で顔を覆い、膝を折った。
















































死んでから、ちゃんと考えるぜ?
Q. 「"彼女"は誰でしょうね?」

A:「マリアリ」
B:「パチュマリ」
C:「マリレイ」
こんぺの顔K先生「マリけねの可能性は……」
QABC「「「「ないないそれはない」」」」


ま、好き好きってことで
菓子店「握屋」
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コメント



0.簡易評価なし
1.3mayuladyz削除
主人公が魔理沙に対する思いを表現するには、何かが足りない印象を受けた。

主人公と魔理沙のセリフのやり取り(回想シーン)を別の形で表現しても面白かったと思う
また私が思い付いた一例として、死んだ魔理沙視点で、墓参りに来る主人公を語るシーンを付け加えると深みが増したと思う

読者によって思い描く主人公が変わる試みは面白かった
ちなみに私は「マリアリ」でした

最後に上から目線でごめんなさい(´・ω・`)
2.7名前が無い程度の能力削除
これは何となくマリアリ…
たまには詩もいいね!
3.4がま口削除
ええ!? これでお終いですか……
魔理沙は実験か何かに失敗して、爆発事故で亡くなったってことですかね。真相が分からないのはむず痒いです。
ちなみに、私の思う彼女の第一印象はアリスでした。でも、泥棒被害の頻度から言えばパチュリーさんかなぁ……真相が分からないのはやっぱりむず痒いですよ。
4.5ナルスフ削除
貴様・・・化けて出るつもりか!!
とりあえず普通にアリスで想像してしまった・・・。マリアリ派では別にないんだけど、どうも・・・。
どうでもいいけど、タイトルのhersってsいらなくね?
それともこれはこれで解釈のしようがあるのか・・・?
5.4道端削除
 Qってお前誰や!

「死ぬまで借りる」という台詞を魔理沙の寿命(今回はちょい違うけど)絡めた作品は結構見たことがあり、その点では多少陳腐な感じはしたけれど、限られた容量内でのキャラクターの心情描写が綺麗で引き込まれました。
 さくっと読めて読後感も良い、いい作品でした。
 
 マリパチェで考えていたけれど、他の娘の可能性もあるのかしら。
6.5みすゞ削除
こういう掌編嫌いじゃないです。
7.1生煮え削除
流石に短すぎて……
8.3名前が無い程度の能力削除
マリけね!そういうのもあるのか(錯乱)
嘘という題が似合うのはやはり彼女ですねぇ
9.無評価きみたか削除
評価不能。ま、期待してないよね?
10.無評価エーリング削除
基本的に歩幅は身長からイメージするものと考えます。そして魔理沙の身長は恐らくアリスやパチュリーより低い。
11.5K.M削除
アリスと無意識に思った。